2009年06月29日

ピラニアの祖先

 南米の川に生息する肉食魚、ピラニアの祖先は、1000万~800万

年前に生息した体長が最長1メートルもある巨大雑食魚「メガピラ

ニア」である可能性が高いと、米国立進化総合センターなどの国際

研究チームが27日までに米古脊椎(せきつい)動物学会誌に発表し

た。アルゼンチン北東部の川岸で見つかった化石の歯を分析した。

 ピラニアは、三角形に鋭くとがった歯が一列だけ並び、他の魚や

水辺の小動物を捕らえやすくなっている。これに対し、近縁の「パ

クー」と呼ばれる草食魚は、四角い歯が二列に並び、果実や種をか

み砕きやすくなっている。

 学名が「メガピラニャ・パラネンシス」と名付けられたこの化石

の上あごの骨には、三角形の歯がジグザグに並んでおり、研究チー

ムは、パクーからピラニアに進化する途中と位置付けた。全身骨格

は見つかっていないが、あごと歯の大きさを現代の種と比較し、ピ

ラニアより約4倍も大きかったと推定した。現代にいなくて、良かっ

たですよ。すぐ映画とかに、つかわれるのでわ。


同じカテゴリー(サイエンス)の記事
 「はやぶさ」 (2010-06-27 16:59)
 鳥類に近い恐竜 (2010-02-02 11:20)
 脳科学ブーム (2010-01-25 10:48)
 ホッキョクグマの排泄物 (2010-01-16 13:43)
 古代エジプト女性のメーク (2010-01-11 10:36)
 東京の水 (2009-12-15 11:29)

Posted by sunday at 16:02 │サイエンス