2010年01月11日

古代エジプト女性のメーク

古代エジプト女性のはっとするような美しい目元のメークには、悪魔

から身を守る魔よけの意味とともに、目の病気を予防する役割もあっ

た。フランスの研究チームが7日、発表した。ルーブル美術館や仏国立

研究センターのスタッフが行った研究の中心となったフィリップ・ウォ

ルター氏によると、古代エジプト人は約4000年前に、作るのに時には1

カ月もかかる鉛と鉛塩を混ぜ合わせた顔料を目の周りに塗る化粧法を生

み出した。一般的には鉛は有害であるとされているが、研究者たちは分

析化学の手法を使って、極めて少量の鉛であれば細胞は死なないことを

証明した。それどころか、一酸化窒素分子が生成され、それによって目

が細菌に侵されようとした場合などに、細菌を撃退する免疫システムが

活性化されることが分かった。昔の人は、ほんとすごいですね。


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Posted by sunday at 10:36 │サイエンス