2010年01月16日

ホッキョクグマの排泄物

 ノルウェーの研究チームによると、ホッキョクグマの排泄物が、抗生

物質に耐性を示す危険性の高い細菌の研究に一役買っているという。ト

ロムセ大学の研究チームは14日、人里離れた場所に生息するホッキョ

クグマのふんからは、これらの耐性菌がほとんど見つからなかったとす

る研究結果を発表。人間の近くにいるシカやキツネ、豚、犬、猫などの

ふんから見つかっている耐性菌は、人間の影響によるものである可能性

があると指摘した。 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などの

薬剤耐性菌は、病院内感染で大きな問題となっており、この研究結果に

ついて、菌の耐性が自然に生まれるのか、人間の抗生物質使用によるも

のかをめぐる議論で重要な証拠になると述べている。知らない所でいろ

んな研究をしているんですね。


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Posted by sunday at 13:43 │サイエンス